メンタルクリニックの休診のニュース

大阪のメンタルクリニックの突然の休診のニュースを通院中の患者さんからおききして大変驚きました。また突然のことなので通院されている患者さんの立場なら薬の処方のことや診断書のことなどお困りになられている方もおおいのでないかと思いこの文章を書かせていただきました。


慌てずにまずは落ち着いて、以下のことを検討してみてください。


 かかりつけ医や薬局へ相談:

   * 現在、通院されている他の医療機関がある場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。状況を説明すれば、薬の処方や診断書の作成に対応してくれる可能性があります。

   * 薬局にも相談してみましょう。薬剤師が、一時的な対応策や、他の医療機関を紹介してくれるかもしれません。


 他の医療機関への転院:

   * 当該メンタルクリニックと同様の診療を行っている医療機関を探してみましょう。インターネットで検索したり、お住まいの地域の医療機関一覧などを参考にしたりすると良いでしょう。

   * 転院する際は、これまでの診療記録や処方されていた薬の情報を新しい医療機関に伝えましょう。



 メンタルクリニックのホームページやSNSをチェック


大変ではありましたが、コロナ渦を経て我々医療機関も多くのことをまなびました。私のところのような個人クリニックでは私がコロナやインフルエンザに感染してしまうと休診を余儀なくされてしまいます。そういった場合にそなえてもしそのような事態になれば近隣の○○クリニックにあらかじめ患者さんの診療、投薬をお願いしておいたり、書類の受け渡しだけなら受付スタッフだけで対応するなど予測できる事態にについては危機管理なされている可能性もあります。  そこで今一度当該メンタルクリニックのホームページやSNSで、休診期間中の対応について新たな情報が発表されていないか確認してみましょう。

   また他の医療機関のホームページやSNSでも、休診中の患者さんへの対応について情報が掲載されている場合もあります。


その他:

 * 地域の保健センターに相談:

   * お住まいの地域の保健センターに相談することもできます。医療機関の探し方や、一時的な対応策についてアドバイスをもらえるかもしれません。


 * 精神科救急医療機関:

   * 緊急の場合は、精神科救急医療機関に連絡することも検討しましょう。

大切なのは、一人で悩まず、誰かに相談することです。

具体的な行動に移す前に、以下の点にご注意ください。

 * 医療機関に連絡する際は、落ち着いて、自分の状況を正確に伝えましょう。

 * 新しい医療機関を探す際は、医師の専門分野や、自分の症状に合った医療機関を選ぶようにしましょう。

 * 転院する際は、必ず事前に新しい医療機関に連絡をして、予約を取りましょう。


他の医療機関を受診される際にはお薬手帳を持参することをおすすめします。お薬の種類だけでなく、量や飲み方についても記載されていますし、過去の投与歴もある程度の期間はわかりますので大変有用です。


くれぐれも慌てずに落ち着いて行動してくださるようお願い申し上げます。